nekst(ネクスト) kenのブログ

nekstは自分が勝手に造った英単語。途切れず次々(next)と書けるように、という意味を込めて。改めまして、kenです。どうぞよろしく。

問題を問題と見ない、という技法。

kenです。

2016年に脳の手術をして以降、一時期抑うつに悩まされました。今もあったりします。
問題だと思ってることを一時、問題として見ない、という話をします。

 

例えば、ある人が足をひねって足首を痛めたとします。
痛いですよね。。。

でも我慢して学校・会社に行かなければ…とムキになって「根性でなんとかしよう!」と躍起になります。

問題が起こり、パニくると「事実」ばかりを気にしてしまって、どうしたいか、どうすれば解決に繋がるかを考えることが抜けてしまうことがあります。
今ぶつかってる壁ばかり気にしてしまうのです。
先ほどの「痛い!」ばかり集中するのではなく、重要なのは「治ったら何がしたいか?」を考えることです。
fact(事実)ではなくafter(未来)です。

痛い!ではなく、「この足が治ったら、サッカーをしたい!」とかに変えてみてはどうでしょうか。
痛みに集中するのではなく、前向きな思考。喜びに繋がる素晴らしいビジョンを持つべきなのです。

 

僕の恩人で、ある整体術を教えてくださっている方がいます。

(抑うつで悩まされた当時は、内面を変えるのではなく、外面(からだ)からアプローチすることを主にしてました。)

その方が昔、「病気が回復に繋がる一番の方法は、症状に苦しむ、耐えるのではなく、生に向かうことで回復が進むのだ」と仰ってました。

 

ある日突然、医者から「貴方ソレ病気ですよ?」「○○障害です」と言われる日がやってくると思います。

 

大抵の人はパニくって「病気(障害)じゃない!」と心の中で否定し、混乱します。
実はソレ、一番やってはいけないやり方です。

こういう時、一番大事なのは、自覚です。正しい状況把握です。

正しい状況把握をしないと、最悪、自滅します。
日本は弱者にとっては生きづらい面があります。

弱者を足蹴にする冷たい世の中だと、いざ弱者になった時、"弱者になりたくない!"という強い拒絶が起こります。
冷たい部分が根っこにあるから、激しい負の感情が生まれるのだと思います。
そう言われても、大抵の人はバレないように病気を隠し、社会に溶け込もうとします。

症状を無理矢理抑え込むことは、自分を殺すことと似てます。

その苦労はいつか報われるかもしれませんが、無理した分は必ずシワ寄せがきます。これは経験則です。

報われるのは、強者の素質がある人だけであって、弱い人は無駄に苦しみ・利用されるだけで何もいいことは起きません。
弱者に対して、未だにそういう説を唱える人はいます。注意してください。

 

問題ばかりを見ていて実際解決につながるようなことをしてるかというと殆ど何もしてないことが、僕の場合多かったです。

何か自分の中に、いけない点、足を引っ張っているものがもし、見つかって長い期間それに悩まされてる状態であるとしたら、

もっとほかの部分に改善できる点がもしかしたら、あるかもしれない。
ということにも注意を向けてみてください。

私の頭を手術をしてくださった外科医が仰った言葉で
「強く意識しすぎると、上手くいかなくなるから、気にしなくていい」
という言葉をたまに思い出すことがあります。
確か、コミュニケーション関係で相談した時に言ってくれた言葉です。
手術は1分1秒が勝負の世界。今でも深くこの言葉を刻んでます。